ボーイングは、2025年6月から中国エアラインへの納入を再開する見通しであることがわかりました。
これはボーイングのKelly Ortberg CEOが明らかにしたもので、トランプ関税の影響を受け中国側が一時受け取りを拒否していたものの、現在は受け入れる意向を示しているとし、関税の影響を受けて以降初めての機体が6月に中国エアラインに納入される予定であるとしました。
また流動的となっている現政権の貿易政策においては、個人的な意見として恒久的になるとは考えていないとしました。
既報の通り中国政府は、米中双方が一時的に関税を引き下げることで合意したことを受け、今月中旬に国内エアラインに対しボーイング機の受領を許可することを通知しており、これにより再度中国エアラインへの納入が再開される見通しです。
なおこのようなことからマレーシア航空、エアインディア、リヤド航空をはじめとする多くのエアラインが中国エアライン向け機材の獲得を目指しましたが、これが実現する可能性は低くなったと考えられます。Photo : Boeing