ルフトハンザドイツ航空は、退役を予定していたA380型機の再運用を決めましたが、その復帰初号機となる『D-AIMK』が、2022年12月2日、保管場所となっているスペインのテルエル空港からフランクフルトにフェリーされました。
今回のフェリーフライトにおいては、同機が約2年半もの間ギアダウンをしたまま保管されていたことや、テルエル空港の施設でジャッキアップしてギアの安全確認をする設備が無いことから、安全を考慮して離陸後もギアを収納せず飛行することが決まりました。
これによりフェリーフライトでは、安全を最優先とするために低速で低空を飛行し、通常2時間弱の飛行時間が約3時間半に設定されました。なお同機は大きなトラブルは発生せず無事フランクフルトに到着しています。
Big bird, big love! ✈️ ❤️ Here’s some footage of the landing of our 1st reactivated #A380! Who has seen the arrival @Airport_Fra of our “Mike-Kilo”? Tag us! Welcome back, “Dusseldorf”! 🤩 pic.twitter.com/yJkWT7YYaR
— Lufthansa News (@lufthansaNews) December 2, 2022
今後は第1ステップとしてフランクフルトの整備施設で整備を行い、第2ステップとしてマニラのルフトハンザテクニックの施設で大掛かりな整備を行う予定となっており、乗員訓練は3月末から開始し、2023年の夏の運用再開に向けて準備を進める予定です。Photo : Lufthansa