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ブリティッシュエアウェイズ、シカゴ・オヘア空港を相手取り損害賠償を求め提訴

 ブリティッシュエアウェイズは、2021年11月29日にシカゴ・オヘア空港を運営するシカゴ市を相手取り、損害賠償を求めアメリカ・イリノイ州の地方裁判所に提訴したことがわかりました。

 この訴訟は、2020年11月にシカゴ・オヘア空港にてブリティッシュエアウェイズのB787型機のエンジンが、滑走路に残された破片を吸い込んだことにより、エンジンが損傷したトラブルを受けてのものとなります。

 この破片は、現在工事中の第5ターミナルの拡張工事から出た破片であり、同社はシカゴ空港を運営するシカゴ市に対して、滑走路と誘導路を適切に管理しなかった責任がシカゴ市にあると主張しています。

 またこのトラブルにより、エンジンの点検・修理費用が発生したほか、数便が欠航して損害を被ったとして、シカゴ市に対し320万ドル(約3億6,500万円)の損害賠償およびこの訴訟に係る弁護士費用を求めています。Photo : British Airways

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