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エアバス、ベルーガSTで貨物事業を開始 2023年には貨物新会社を設立へ

 エアバスは、ベルーガ(正式名称:A300-600ST)による新しい航空貨物サービスを開始したことを発表しました。

 この新サービス「エアバス・ベルーガ・トランスポート」は、宇宙、エネルギー、軍事、航空、海事、人道的分野など、さまざまな分野の顧客に、大型貨物輸送のニーズに対するソリューションを提供するものとなり、先日神戸空港に警察庁が発注したH225を輸送したのもこの事業の一環となります。

 A300-600をベースにした5機のベルーガSTは、これまでエアバスの大型航空機の現場間輸送を支えてきましたが、エアバスの旅客機生産の増強に伴い、6機の新世代のベルーガXL(正式名称:A330-700L)への更新が間もなく完了する見込みとなっています。

 同機は、輸送機の中で世界最大の貨物搬入口を持ち、最大で幅7.1m、高さ6.7mの大型貨物を搭載できるため、新サービス「エアバス ベルーガ」は、様々な市場用途に対応することが可能です。

 エアバスは、6機のベルーガXLを稼働後は、子会社として新たに設立される航空会社にベルーガSTを移籍させ運用する予定としており、2023年にも新会社の設立を予定しているとしています。Photo : Airbus

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