事実上の経営破綻となり、企業再生手続き(日本の会社更生法に相当)により再建を目指す韓国のLCCのイースター航空は、手続き完了の審査を受けるため裁判所に必要書類を提出したことがわかりました。
今後は3月中に裁判所が審査結果を発表する予定となり、順調に進めば4月~5月に航空運送事業許可(AOC)を再取得し、その後ソウル/金浦~チェジュ線に就航する計画です。
現在同社は、B737-800型機を3機を保有するのみですが、年内に10機体制にまで拡大し、国際線の運航も再開します。また、同社を買収したゴルフ場・不動産業を手掛けるソンジョンは、日本と中国路線に注力する意向を示していることから、今後コロナからの需要回復と共に、積極的に日本路線を展開していくものと推測されます。
乱立する韓国のLCCですが、競争環境はコロナ以前よりも激しくなっているのが現状となっており、今後イースター航空はどのような独自色を出して競争に勝ち抜くのか注目です。Photo : EASTAR JET