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カンタス航空、超長距離線用機材のA350-1000型機を12機発注 健康維持目的の専用エリアも新設

 カンタス航空は、超長距離線『サンライズプロジェクト』用の機材としてA350-1000型機を12機発注することを発表しました。

 今回発注する機材は、2025年から28年にかけて受領を予定しており、2025年後半にシドニーからロンドン、ニューヨークなどへのA350-1000型機の直行便を就航させるという「サンライズプロジェクト」を実現させます。


Photo : Qantas

 また、18時間から20時間の長時間フライトに対応するために設計され、4クラス(ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミー)238名が搭乗可能となり、ファーストクラスではベッドと椅子が独立したものとなるほか、乗客が体を動かすことができる健康維持を目的とする専用エリア『ウェルビーイングエリア』も設けます。なおビジネスクラス以下の詳細は追って発表される予定ですが、かなりゆとりをもった設計となる見込みであるとされています。

 カンタス航空は、このほかにもA321XLRとエアバスA220をそれぞれ20機発注しており、今回の発注規模は過去最大級となります。

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