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エミレーツ航空、ヒースロー空港の乗客制限を受けてガトウィック空港の運航便数を拡大しトリプルデイリー化

 エミレーツ航空は、ヒースロー空港が要請している乗客制限を受けて、ガトウィック空港の運航便数を拡大すると発表しました。

 現在ヒースロー空港においては、新型コロナウイルスの影響を受け大幅に人員を削減した影響で、航空需要の回復に対応できず地上ハンドリングが混乱している状況となっています。これを受け同空港は、各社に対して利用客を制限するよう要請しています。

 当初エミレーツ航空は、ヒースロー空港の要請を拒否する意向を示していましたが、その後8月中旬まで利用客を制限することで合意しています。

 ただ、一時的にロンドン線の提供座席数が減少することから、これに対応するため7月27日から8月3日までの1週間に限定して、ドバイ~ロンドン/ガトウィック線においてB777-300ERで1往復追加することを決定しています。これによりロンドン線の提供座席数は本来に近いものとなり、エミレーツ航空らしい対応で提供座席数の減少問題を解決させています。なおダブルデイリー分は引き続きA380での運航となります。Photo : Emirates

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