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ルフトハンザドイツ航空、B787の同社向け初号機を2022年8月末に受領へ

 ルフトハンザドイツ航空は、B787/ドリームライナーの同社向けの初号機を2022年8月末に受領する見込みであることがわかりました。

 ドリームライナーは、先日アメリカ連邦航空局/FAAの承認を経てデリバリーが再開されており、今後順次発注している32機が、FAAの認証を経てデリバリーが行われます。

 初号機となる登録番号D-ABPAは「ベルリン」の愛称が名付けられており、今月末にドイツ・フランクフルトの整備工場に到着して客室の改修を行う予定となっており、まずは訓練用の国内線で使用され、その後、カナダのトロントまでの大陸間フライトで運用される予定です。また2号機(D-ABPD)は、数ヶ月内の受領を予定しており、この機材においても機内改修を実施します。なおこれら機材は、海南航空とビスタラ向けに製造された機体のため機内改修が行われます。


Photo : Lufthansa

 ルフトハンザグループは同型機の導入予定機数を年々増やしており、2019年に20機を発注しましたが、2021年に5機、そして2022年5月に7機追加導入することを発表しており、トータルで32機のB787-9型機を導入する計画へ変更しています。なおこれらの発注機の一部は、グループ会社のオーストリア航空またはスイスインターナショナル航空が導入するものと考えられています。

 なお2021年以降の追加導入機は、全て他社向けに製造されキャンセルされた機体となり、ディスカウント価格で導入に至ったのが通説となります。

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