2021年に生産プログラムが終了した世界最大の旅客機のA380を再利用したホテルが、2024年までにトゥールーズ・ブラニャック空港近郊にオープンする計画でしたが、これが白紙化されたことがわかりました。
当初の計画では、A380を再利用して25室のダブルルームと6室のファミリールーム(2室のスイートルームを含む)、合計31室の客室を機内に設置し、レストランを併設する予定でしたが、この計画は白紙化されます。
Photo : projet-envergure
具体的な理由として、コロナが落ち着きはじめてA380型機の運用機数が想定よりも増えて機体の価格が上昇したこと、客室を設計するにあたり防火基準を満たすことが難しかったこと、資金調達に目途がたたなかったことが挙げられています。
航空ファンにとっては残念なニュースとなりましたが、A380がまだまだ現役機であることを象徴するものでもあり、A380が活躍している限りこのような構想は当面お預けとなりそうです。