エミレーツ航空は、リース導入している2機のA380をリース会社より買い取り自社保有とすることがわかりました。
同社は、Doric Nimrod Air Two Limitedより計7機のA380型機をリース導入していますが、今回2機を買い取って自社保有とします。買い取りのタイミングは、12年間のリース満了時となり、2023年10月14日と12月2日を予定しています。
現在までに対象機は明らかにされていませんが、複数の情報から保管状態となっているA6-EDPとA6-EDTが有力とみられます。
今回エミレーツ航空が買い取る理由は、スペアパーツ確保のためとみられており、エアバスが既に同型機の生産を終了して一部部品供給も終了していることから、今後の長期運用に備えるものとみられます。
現在のところB777Xの開発遅延も影響して、2030年代から退役を開始し、2040年まで運用することが想定されており、A380を主力機とするエミレーツ航空にとって部品の確保は今後重要な課題となります。Photo : Emirates