エアバスが開発を進め、ナローボディ機世界最長の航続距離を誇ることになるA321XLRの初号機の納入先は、エアリンガスが有力であることがわかりました。
先日エアバスは、2024年第3四半期に初号機が納入される見込みであることを公表しましたが、納入先にいての言及はありませんでした。
今回エアリンガスが有力としてわかったのは、バンブルクの工場において、初号機とみられる機体の尾翼のデザインがエアリンガスのものとであることがわかったもので、ローンチカスタマーの一つであるIAGグループがエアリンガスにA321XLRを配備するものと考えられます。
first #A321xlr for #Aer #Lingus EI- LR
MSN11348 #aerlingus first customer for the XLR#Airbus pic.twitter.com/lCKTY8cbzb— Tobi (@Tobias_Gudat) February 16, 2024
A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。Photo : Airbus