777Xのローンチカスタマーの1社であるエミレーツ航空は、777Xの納入が少なくとも2027年第2四半期まで遅延すると想定していることがわかりました。
これはBloombergが関係者の情報として報道したもので、現在2026年に納入が開始されると公表されているボーイングの次世代ワイドボディ機の777Xは、少なくとも2027年第2四半期まで納入が遅延し、2028年までずれ込むこともあり得るとして機材計画を行っているとしています。
エミレーツ航空は、度重なる開発遅延にボーイングに対し苛立ちを募らせていますが、この苛立ちは増幅していくことになりそうです。
現在エミレーツ航空は、205機の777Xを発注していますが、当初予定していた2020年の納入から大きく遅れている状況となっており、このため旧世代機への投資を余儀なくされています。Photo : Emirates
エミレーツ航空社長、A350の初号機受領時にも777Xの遅延に苛立ちを示す「本来であれば85機の777Xを所有していた」