エアバスは、ボーイングの直面している問題に対して不満であるとコメントしました。
これはエアバスのThomas Toepfer CFOが海外紙のインタビューで語ったもので、ボーイングが直面している品質問題について不満に思っているとし、業界にとって有益ではなく、エアバスにとっても有益でないとしてボーイングの現状に対して満足していないことを明らかにしています。
また航空機メーカーは生産速度を上げるよう過度のプレッシャーにさらされていることに理解を示しつつも「私たちは非常に優れた製品を持っていると確信しています。そして、2023年に見られた非常に良好な受注からもそれがわかりました。そしてそれは2024年も続くでしょう。」と述べています。
またボーイングの問題において、エアバスでこうしたことが絶対に起こらないようにするためにはどうすればよいのかさらに考えさせられるきっかけになったとし、生産プロセスに関してさらに精査するようになったとしています。
エアバスとボーイングの2強状態が続く民間航空機ですが、ここ数年でボーイングへの信頼は年々低下しているのが現状となっており、メーカー同士が切磋琢磨し、航空機が進歩するためにもボーイングの改革が求められます。Photo : Airbus