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カタール航空とエアバスの争いによる審理が再開 両社譲らずお互いに当局との共謀を主張

 カタール航空とエアバスは、A350型機の塗装劣化問題により現在も争いを続けていますが、再開された審理においては、お互い譲らず両社の距離は平行線を保ったままです。

 今回の審理においては、両社共に主張は変えておらず、エアバス側はカタール航空がカタール航空当局と共謀して不当にA350型機を飛行禁止措置とたことや、カタール航空は、エアバスはEASA(欧州航空安全局)と密接な関係にあり、それが同型機の審査に影響していると主張しています。

 両社は問題解決に向けて行動する方針を示していますが、残念ながら現時点でも問題解決の糸口を見つけ出すのは難しい状態となり、来年6月に裁判が行われる可能性があります。なおカタール航空側の損害賠償額は約20億ドルとみられています。

 そのほか、フランスのマクロン大統領がこの問題を憂慮していると報道されており、今後この問題が政治的な問題へと発展する可能性も指摘されています。Photo : Airbus

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