ルフトハンザドイツ航空は、退役を予定していたA380型機の再運用を決めましたが、現在同型機の運用再開に向けた作業が進められています。
今回新たな動きが確認されたのは、運用再開初号機となる『D-AIMK』となり、保管場所となっているスペインのテルエル空港にて、2年半振りにトランスポンダーの電源を入れたことが確認され、間もなくフェリー前の作業を完了させる見込みであることがわかっています。
現時点では、12月にフランクフルト空港へフェリーし、大掛かりな整備を行う予定となっており、その後2023年の夏の運用再開に向けて準備を進める予定です。
同様に同型機の運用機数を増やす予定のカンタス航空CEOは、保管状態から稼働機に回復させるまで約4,500時間を要することを先日明らかにしており、ルフトハンザドイツ航空も多くの時間と人を投入し再運用することから、来年夏の航空需要の見通しは明るいものと予想していると考えられます。
各国政府がコロナとの共存に舵をきったことから、航空需要は回復に向かっており、当初想定されたよりも多くのエアラインがA380の再運用を決めたり検討を進めるなどしており、まだまだA380の活躍する姿が世界中各地でみることができそうです。Photo : Lufthansa