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ルフトハンザドイツ航空CEO、A380型機を2030年代前半まで運航する可能性があることを明らかに

 ルフトハンザドイツ航空のCarsten Spohr CEOは、A380型機を2030年代前半まで運航する可能性があることを明らかにしました。

 同社は、航空需要の急回復により、当初予定していたA380型機の退役計画を取り止め、保管している全てのA380型機の運航再開を決定しており、2024年内に全8機が稼働する予定です。

 同CEOは、同型機が今後も国際線の展開において重要なツールの一つになるとの見解を示しており、同型機の運航は、2020年代後半から2030年代前半まで運航することを想定しているとし、同型機の退役は、需要とエアバスとボーイングが新型機をいつ納入できるか次第であるとしました。

 これまでにカンタス航空が2032年にA380型機が退役する予定であることを明らかにしたほか、エミレーツ航空も2040年頃の退役を想定していることがわかっており、約10年後から同型機の退役が世界的に加速していくことが予想されます。

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エミレーツ航空のA380型機の完全な退役が2040年代にずれ込む可能性

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