ライアンエアーのMichael O’Leary CEOは、ユナイテッド航空がB737MAX10をキャンセルするならば、喜んでその機体を受け入れると発言しました。
B737MAX9のトラブルの影響により、今後B737MAX10の承認は遅れることが確実視されており、これを受けユナイテッド航空のScott Kirby CEOは、ボーイングで製造上の問題や遅延が発生し続けていることに失望していると不満をあらわにし、B737MAX10の発注変更を示唆し、ここ数日でエアバスと協議を開始したことがわかっています。
このような状況の中、ヨーロッパ大手LCCのライアンエアーのMichael O’Leary CEOは「B737MAXは素晴らしい航空機であり、ユナイテッド航空が同型機受け入れたくないのであれば、ライアンエアーは必ず受け入れる」とコメントしました。
発言の意図としては、言葉通りのことなのか、あるいは自社も運航しているB737MAXに対して利用客に不安を与えたくない、ユナイテッド航空がキャンセルした場合安く機体を購入したいなどが考えられますが、今後のユナイテッド航空の動きが注目を集めそうです。
なおライアンエアーは150機の B737MAX10を確定発注しており、初号機は2027年に到着する予定となっています。
Photo : Ryanair