エミレーツ航空は、計5機のA380型機を約2億ドルで買い取ったことがわかりました。
リース会社のDoric Nimrod Air Twoは、2011年に計7機のA380を購入し、それ以来エミレーツ航空にリースしていましたが、今回5機の同型機を2024年10月~11月にかけて約2億ドルで売却することを両社間で合意したと発表しています。なお先行して2機のA380については、昨年にエミレーツ航空が買い取り済みとなります。
同社のSheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum CEOは、今後も更にA380型機を買い取る方針であることを昨年末に明らかにしていましたが、今回の契約はその方針に基づくものとなります。
現在生産が終了したA380については、一部部品供給も終了していることから、この動きはスペアパーツの確保のためのものとなり、今後の長期運用に備えるものとなります。
なお類似例として、大韓航空も自社保有機よりスペアパーツ取りを実施しており、A380オペレーターの各社はスペアパーツの確保に向けて何らかの対策を講じています。Photo : Emirates